岸の藤波
2011-05-11


この季節、四万十は藤の甘い香りに包まれます。
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日本にはノダフジとヤマフジの2種類があるそうです。ノダフジは繊維が強く右巻きであるのに対し、ヤマフジは左巻き。万葉集の時代から貴族たちの庭に植えられ、鑑賞されてきました。平安城の飛香舎(ひぎょうしゃ)の中庭には藤が植えられていて、そこから別名「 藤壺 」と呼ばれます。光源氏が終生理想の女性としてその面影を追い求め続けた女性、藤壺の名は、これに由来します。そう思ってみると、何となく高貴な感じもします。

 水底に 紫ふかく 見ゆるかな 岸の岩根に かかる藤波   大納言実季

雅の世界はそれとして、この花の天ぷら、なかなかいけますよ。
[四万十の自然]
[植物紳士録]

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